明日死ぬかもしれないから買い物をする。ベルルッティのレザージャケット。

2023年4月4日

BERLUTI / R22LBL113-KAHX

ノを買うとき、
大きく分けると、「悩んで買う場合」と「直感で買う場合」の2パターンがあります。

私は直感で買う場合がほとんどですが、その直感の中にも「上」「中」「下」のように3段階ぐらいに直感レベルが分かれているように思います。

稲妻に打たれたようにビビッときてすぐに買うモノ(=上)もあれば、引力に引き寄せられるように買うモノ(=中)、買っておくか!みたいなノリで買うモノ(=下)もあります。

「上」の過程を経て買ったモノは基本はずっと所有していますが、「中」と「下」のモノはそのモノによりけりで、中にはすぐに手放してしまうモノもあります。
あ、これ全部ただの私の感覚ね。

こういう買い物の仕方をデータにして可視化させると自分の傾向がより分析できそうで面白いでしょうね(やらないけど)。


と、こんな話をしているので、今回紹介をする私物はきっと”直感レベル・上”でGETしたモノであろうと皆さん考えるでしょうが、そうではないです(なんじゃい)。

今回紹介をするアイテムは、「中」と「下」の真ん中あたりの心情で買いました。

ベルルッティのレザージャケット

今回私物の中から紹介をするのはベルルッティのレザージャケット。

BERLUTI / R22LBL113-KAHX

デニムのような色合いに染められた上質レザーを使ったジャケットです。

デザインもデニムジャケットそのもの。

こういう さりげなくもウィットに富んだアイテムは個人的には大好きなのです。

稲妻に打たれるほどの衝撃は受けなかったのですが、なんだかジワジワと「いいな、これ…」と。

しかし、引き寄せられながらも「けどコレ着るかな?」と自問自答。

結局最後は「いいや、買っちゃえ。」と勢いをつけてGETと相成りました。

後ろはこんなの。

よく周りから、「ポンポンと買い物しますね!(馬鹿だろ)」という声を頂くのですが、そこは自分でも自覚しています

で、これ、

何故にポンポンと買い物をするのかと問われると、

「明日 死ぬかもしれないから」

です。

何言ってんだコイツと思うでしょうが、結構 大真面目にそう思って買い物していることが多いです。


さ。

死ぬ前にアイテムの紹介をしておかないと。

アイテムをちょっと寄りで見てみましょう。

寄り。

綺麗なステッチと、少し大きめのカラー(襟)が特徴です。

いわゆる、3rdタイプと呼ばれるデニムジャケットの型とほぼ同じデザイン。

フランスの一流ブランドであるベルルッティが、アメカジを考察するとこういうモノが出来上がるのかとふむふむが止まりません(※1)


フロント左右にはポケットが付いています。
スマートフォンを入れられたり、案外便利。

ポッケ付き。

平置き写真を2枚どうぞ。

裏地はキュプラ地です。
サラッとしていて着心地◎

裏地は黒のキュプラ地。
ただの平置き写真。

素晴らしき革

このアイテムの特筆すべき項目はやはり「」です。

ただの革ではなく、素晴らしき革

写真と文章だけでは伝えきれないのが歯がゆいのですが、
お腹がものすごく空いているときに甘辛くて美味しいすき焼きを食べたときの感動に近いです(なんだそれ)。

外出先で一人で食しているときなどは この感動を人様と共有することができないため、一人で「うぉぉぉぉぉー、すげぇぇぇぇー、んまーーーーーぃ、にくぅぅぅぅーーーー!!」みたいに心の中で叫ぶわけですが、その感情に近い革です(全然分からん)。

空腹時のすき焼きの美味しさに類似する素晴らしき革。

良質な革と安価な革の違いは 実物を見て触れてみれば一目瞭然なのですが、「実際には何がどう違うの?」と問われると、どのような回答が適しているのか難しい問題です。

個人的によく周りに話しているのは、
良質な革まだ生きているかのようなリアルさ
安価な革均一化されていて息吹を感じない
です。

これつまり、「良質な革のほうがオーラがある」というような意味合いともイコールです。

良質な革で作られたアイテムは靴でもバッグでも服でも小物でもなんでも、まるでそこに生きた動物がいるかのように感じられます

「結局感覚かよ!」

という話になってしまいましたが、我々人間も他の動物と同じく、ベースの部分は直感や感覚だけを頼りに生きています。

こういった野生の感性を忘れてはいけません

なので 無論、合成皮革のアイテムはどれだけデザインや製法が素晴らしくとも、そこから「リアル」を感じ取ることはできません、「フェイク」ですからね。
(※合成皮革のアイテムを否定しているわけではないです。)

生き生きとした革は上質であることの裏付けです。

その他ディテール

最後にその他のディテール写真をどうぞ。

袖口。ここもステッチが非常に綺麗。
腰~背面にかけてのサイドボタンとブランドネームパッチ。
ボタンは全てシルバー色。「BERLUTI PARIS 1895」と刻印されています。
襟裏もしっかりとステッチ補強付き。
細部まで精巧な作り込みです。

まとめ

まとめです。

今回は、私物の中からベルルッティのレザージャケットを紹介しました。

冒頭で、本アイテムは「直感レベル・上」ではなく「中」と「下」の間ぐらいの直感レベルで買ったと書きましたが、その理由は「サイズ感」と「価格」です。

もちろんサイズ別に試着して 納得をしたうえで買いましたし、袖丈も綺麗に詰めてもらいました。

が、この先 私の体型変わるんではなかろうか…という一抹の不安。
(一抹じゃないな、大いなる不安。)

それに加えて、お高い価格…。

その2つが相まって 多少の躊躇はしたものの、今回も結局は「直感買い」です。

美味しいすき焼き100回分に相当するお金が吹っ飛びましたが いいんです(良くはない)。

明日死ぬかもしれませんからね。

モジモジするレザージャケット君。

おしまい。

注釈

(※1)ふむふむが止まりません。
「好奇心に溢れて興味がいっぱい」の意(そのまんま)。
妄想や想像を繰り返している日々。私は何が現実だか妄想だか分からなくなるときがあるので注意が必要です。クスリはやっていません、ふむふむ。

スペック

ブランド:BERLUTI(ベルルッティ)
商品名 :デニム パティーヌレザー ブルゾン
品番  :R22LBL113-KAHX
表地素材:カーフ100%(フランス/スイス)
裏地素材:キュプラ
カラー :SHADED GREY BLUE
生産国 :イタリア
価格  :1,023,000JPY(with tax)

※本記事内の写真はすべて「iPhone 12 mini」の内蔵カメラにて撮影しています。
(一部クレジット記載のある写真/画像/絵/図などは除く)

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