スニーカーとブーツの中間点。コンバース、スエード オールスター ロングライフ HI。

2023年2月4日

CONVERSE / SUEDE ALLSTAR LONGLIFE HI

学1年生のときに初めてコンバースのスニーカーを買いましたが、そのときの感想は「なんだこれ、学校の上履きみたいな履き心地だな、しょぼ。」でした。

履き心地に賛否はあれど そのルックスや良い意味でのアメリカンな雑さが気に入って4足ほど揃えた記憶があります。

その後、高校生になるとNIKEやDC SHOESなどのハイテクスニーカーに移行したため コンバースの存在は私の視界から消え、つい最近まではその存在すら忘れていました(ごめん)。

今回は、中学生以来 実に約四半世紀ぶりに購入したコンバースを浮かれ気分で紹介します。

コンバースのスエード オールスター ロングライフ HI

今回の『行け行け、私物くん!』で紹介するのは、コンバース(CONVERSE)の”オールスター ロングライフ HI”というモデル。

CONVERSE / SUEDE ALL STAR LONGLIFE HI(1CL884

ソールの張り替え(修繕)ができることが最大の特徴で、ロングライフというモデル名の通り 末永く楽しめるのがポイントです。

スニーカーによくある「かかとがり減ってきたから買い替えよう」というスタンスではないのが個人的には好み。


サイドから見るとこんなルックスです。

サイドから写真。

素材がスエードなので 真っ黒な黒猫のような可愛さ。

なんだか既視感があるなと感じましたが、以前に当ブログに書いたパラブーツのクリュサ(スエード)のような雰囲気があります(にゃー)。

無論、質感はパラブーツに軍配が上がりますが、価格帯が違うので当然の結果と言えます。

にゃー

正面からはこんな見た目です。

正面から。

ブーツのような見た目ですが 革が柔らかく、履きおろしたその日からノンストレス。

往年のローテクスニーカーの雰囲気がありながらソールにボリュームがあるのでブーツっぽさもある。

今までありそうで案外無かったタイプのデザインフォルムです。

内側も柔らかいレザーで履き心地良しだニャ。

イン側にはオールスターのロゴがレザーパッチで縫い付けられています。
真っ黒な本体の中、ここだけホワイト。
メリハリのあるカラーリングが素敵です。

ここにレザーパッチが付いています。
レザー製なのが嬉しいところ。

全体を通して大人顔な印象の1足です。
少し落ち着いた雰囲気のアメカジスタイルに合わせられそうで良いですね。

ロングライフなのか否か

この靴、”ロングライフ”という名が冠されていますが、果たしてロングライフ(=長寿命)のほどはいかがなものなのかと考えてみます。

言わずもがな、靴のパーツの中で最も負荷がかかり 修繕や交換が必要となる箇所はアウトソールです。
この靴のアウトソールにはビブラム社の軽量頑丈なCRISTY NEW FLEX(クリスティー ニューフレックス)というソールが貼られていますが、使用と共に擦り減ってくるでしょう(そりゃそうだ)。

ソールはビブラム社のクリスティー ニュー フレックス。軽量で頑丈、クッション性も◎

コンバースの公式HPを見てみると、どうやら このビブラムソール部分の交換が可能である、ということのようです。
つまりミッドソールの交換は原則できないということですね。

黄色で囲ったビブラム社製のアウトソールの交換が可能。
ミッドソールの交換は原則できません。

また、修理に関してはコンバースの店舗でアフターフォローをしてくれるわけではなく、あくまでも「町の修理屋へ持って行ってネ!」的なことが書かれていました。

正直ちょっぴりガッカリです。
が、
コンバースからすると ”履きつぶしてなんぼ”なスニーカーを主力商品としているので、対応としては妥当でしょう。

むしろ、今まで同ブランドが訴求してこなかった「1足を長い期間 履いてもらう」というテーマにチャレンジしたところが素晴らしい。

公式のアフターフォローが完璧でなくとも よほどのこだわりを持ったユーザーは修理専門店と個別に相談して修理やカスタマイズを施すでしょうし、コンバースがそれを容認しているところもこのブランドらしいなと思います。

ごろりん。

とかなんとかえらそうなことを書きましたが、よくよく調べてみるとコンバースの公式リペアサービスもきちんとあるのですね、すいません。

(画像)「コンバース公式HP」より

ロングライフシリーズのリペアを請け負ってくれるのか否かの記載はありませんでしたが、しっかりしていそうな雰囲気がムンムンするので請けてくれそうです(←テキトー)。


また、公式HPにはシューレースが交換できることもロングライフシリーズの特徴だと大々的に書かれていました。
世のほとんどの靴はシューレース交換できるだろ…と冷ややかに思いつつ、そっとしておきます。

なんと!!!
シューレースは交換可能ですっ!!!

インソールはクッション性のあるオーソライトのカップインソール。
通気性にも優れています。

オーソライト社のインソール。

このインソールも交換可能なパーツです。
他の一般的なコンバース オールスターの場合 インソールは接着されていて剥がせない(=交換できない)ので、インソール交換ができるのは地味ですが嬉しいです。


最後に箱の紹介。
丈夫な厚めの紙製のボックスでかっこいい&靴を保管しておくのにも良さそうです。

かっちりとしたボックス。

まとめ

まとめです。
今回は私物の中からコンバースのオールスター ロングライフ HI(スエード)を紹介しました。

スニーカーとブーツのちょうど中間点に位置するような面白い靴です。

コンバースの靴としては高めの価格設定ですが、長く履けることを考えるとコスパの良さが際立ちますし、大人が履いてもしっかりさまになります。
(もちろん若い人が履いてもかっこいい。)

黒猫のようなスエード素材が愛くるしい1足。

猫の寿命は約15年ぐらいですが、果たしてこの靴の寿命はどれほどのものなのでしょうか。
じっくり、じわじわ、楽しみます。

にゃにゃにゃ(おわり)。

P.S.
調子に乗ってほぼ同時期にロングライフシリーズの表革バージョンも買いました。
が、これは別の物語。
いつかまた別のときにはなすことにします。

スペック

・ブランド :CONVERSE(コンバース)
・ライン  :ALL STAR(オールスター)
・モデル名 :SUEDE ALL STAR LONGLIFE HI(スエード オールスター ロングライフ HI)
・型番   :31307150220(1CL884)
・カラー  :ブラック
・アッパー :牛革(スエード)
・ソール  :EVA樹脂(張り替え可)
・原産国  :インドネシア
・価格   :26,000JPY(plus tax)

※本記事内の写真はすべて「iPhone 12 mini」の内蔵カメラにて撮影しています。
(一部クレジット記載のある写真/画像/絵/図などは除く)

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