テニス選手としてのフレッド・ペリー氏の偉大な活躍ぶりを何一つ知らない私がフレッドペリーの服を着るのは憚られるのですが、世の中のほとんどの人が彼の偉大さを知らないままフレッドペリーの服を着ているのではなかろうかと自問しながら、私も同じように着ています ごめんなさい。
ワニのマークでお馴染みの「ラコステ」が人名であることを知らない人もいますし、逆にアイスクリームの「ハーゲン・ダッツ」が人名のようで実は何の意味も無いということを知らない人も多くいます。
先日も 都内を歩いている際に、
「”プラダ”ってブランド名、かっこいいよね センスある。日本人には思い浮かばないと思うな。」と話している人たちを見かけたのですが、プラダも人名なので 彼らの会話を小耳にしながら 無知とは罪なことだなと再認識させられました。
ナイキの”エアジョーダン”はあのマイケル・ジョーダン氏の名が冠されているスニーカーですが、世代によってはマイケル・ジョーダン氏の存在を知らない(もしくは聞いたことはあるけれど良く知らない)人たちがいるでしょうし、今後そういった人たちはますます増えていくことでしょう。
マイケル・ジョーダン氏の活躍ぶりを多少なりとも知っている私からすると 冗談じゃない!と思ってしまう話ですが、こういうくだらない冗談を挟むことの方がジョーダン氏に失礼かもしれません(てへへ)。
ブランド名や商品名には必ず意味があります。
普段からほんの少し意識をして生活するだけで、その分 人生がほんの少し豊かになります。
ほんの少しですけどね。
フレッドペリー×ラフシモンズのニット
さて。
今回の『行け行け、私物くん!』で紹介する私物は、フレッドペリーとラフシモンズのコラボのニットです。

フレッドペリーとラフシモンズのコラボレーションは一時的な中断期間がありつつも2008年から継続されてきたコレクションです。
ラフ・シモンズ氏が若い頃にフレッドペリーの服を愛用していたことがきっかけでこのコラボがスタートし、10年以上も企画が継続しているので一定数のファンがいることに間違いはありませんが、ラフシモンズがブランドの終了を発表した(2022年11月)ため、フレッドペリーとのコラボもおそらく終了となるでしょう。
今回紹介するアイテムは 特段 激レアなアイテムではないのですが、「もうやらないよ?最後かもよ?」と匂わされるとついつい買ってしまいます。
人間の行動心理をうまく突いていますね。(&突かれる私 )
私のこのブログも、「もう書かないよ?最後かもよ?」と匂わせるとアクセス数が伸びるかもしれません。
今のところ辞める予定はないので、変なこじらせ感を出すだけとなり、すこぶる恰好が悪いのでやりませんが。
おっと、アイテム紹介そっちのけで話が違う方向に行ってしまいそうなので元に手繰り寄せましょう(ヨイショっと)。

ミリタリーにインスパイアされたこのニットは、シンプルさとエッジさがうまく調和された逸品です。
上質なウールの本体に ロゴがプリントされたコットンパッチのバランスが良い。
左肩のパッチはサーモンピンクが目をひくアクセントになっています。
「R」のデザインが楽天市場のロゴのように見えますが、そう見えるのは日本人だけ私だけでしょう。

サーモンピンクのパッチ下部にはフレッドペリーではお馴染みの月桂冠デザインのメタルロゴが付いています。
刺繍では無いのがポイント。

このメタルロゴがあるため、自宅の洗濯機で洗うと生地が間違いなく傷みます。
信頼のできるクリーニング店に出すのがマストです。
なお、フレッドペリーがなぜ月桂冠をモチーフに使用しているかというと、月桂冠が”勝者の象徴”として使用されるものだから(=王冠やトロフィーのようなイメージですね)。
決して日本酒が大好きだからというわけではないです。
続いて、右肩のパッチ。
↓

左肩のサーモンピンクのパッチと同じコットン素材ですが、デザインは大きく異なりダークな印象。
中央に、なんじゃこれ…矢印? 方位?何かの記号?なものがデザインされていますが、フレッドペリーのイニシャルである「 F P 」の文字を抽象的にデザインしたロゴらしいです。
言われてやっとこさ「ああ…なるほど…ね。たしかに…ね。」となるコメントしづらいロゴですが、「じゃあ代りにお前がロゴ作ってみろよ!」と言われると土下座して謝らなきゃいけないレベルで私には何もできないので 余計なことは言わずにスルッとスルーします。
あ。
「FP」はファイナンシャルプランナーのことではなく、フレッドペリーのことですからね。
(これもスルーしましょう。)

スルッとスルーする。するするする。
タグはこんな感じのコラボ具合です。
↓

バックサイドはこんな感じです。
↓

フロントと同様に、バックサイドも両肩にコットンパッチが付いていますが、無地デザインなのですっきりとしている印象。
また、肘~手首にかけてコットンパッチが付いています。
デスクワークが多く、机に肘をついてパソコンをカタカタと操作することが多い私にとって、この仕様は大変嬉しいポイント。
袖口は折り返しのリブ仕様になっています。

とまぁ、こんな感じでザーッとアイテムの紹介をしました。
ブラックカラーのニットは重たさが出過ぎてしまうことがありますが、エッジのあるデザインが盛り込まれているので適度なパンク感を出せて面白いです。
まとめ
最後に今回のまとめです。
今回は私物の中から フレッドペリーとラフシモンズのコラボのニットを紹介しました。
ちょっぴりクセのあるアイテムを好む人にはおすすめのこのコラボコレクション。
調子に乗ってニット以外にもたくさん買ってしまいましたが、書き切れないのでまたいつか紹介します(ほんとかな)。
そういえば、若い頃(10代後半)にフレッドペリーのポロシャツやカーディガンを着ていた時期がありましたが、当時私の周りの仲間内ではフレッドペリーのことを「フレぺ」と略して呼んでいたことを思い出しました。
この略称、通じるものなのかと気になってグーグルで検索してみましたが何も出てこなかったです、ワハハハハ。
代わりに、北海道・知床にある「フレぺの滝」という素敵そうな場所が出てきました。
いつかフレぺを着てフレぺの滝へ行こうと決意した本日です。

お、わ、り。
スペック
・ブランド :FRED PERRY(フレッド・ペリー)×RAF SIMONS(ラフ・シモンズ)
・商品名 :Raf Simons Printed Jumper
・品番 :SK4219
・カラー :ブラック
・素材 :ウール
・生産国 :中国
・価格 :53,000JPY(plus tax)
※本記事内の写真はすべて「iPhone 12 mini」の内蔵カメラにて撮影しています。
(一部クレジット記載のある写真/画像/絵/図などは除く)