小学校の授業時間は、1時限あたり45分でした。
それが中学校にあがると1時限あたり50分になり、
たった5分長くなっただけなのに、その5分がとてつもなく長く感じたものでした。
憂鬱です、授業時間が長くなるのは。
このリーバイス(復刻ライン)のデニムジャケットは
通称 ” 2nd ”と呼ばれるタイプⅡのデニムジャケット(※1)、
の、ロングバージョン。
通常の2ndタイプより、着丈が約18センチも長いです。
しかし、授業時間が長くなるのとはわけが違い、
リーバイスのこの提案、私は大歓迎です。
リーバイス507XX、ロングバージョン
着丈が長い ロング丈バージョンですが、
どれほどの長さなのか いまいちピンときませんよね。
ロング界の先輩こと、森永のポテロングと並べてみました。
なるほど、
ポテロングと並べると、丈の長さが良く分かります。(ん)
加筆しておくと、着丈の全長はポテロングの箱を5.5個分 積み上げた長さです。(んん)
2ndデニムジャケットの特徴でもあるボックス型のシルエットはそのままに、
ハーフコートのような丈感にまで伸びたデザイン。
寸胴なボックスシルエットがさらに長く伸び、より一層のやぼったい印象(誉め言葉)。
サイドとバックはこんな感じです。
このロング丈の2ndデニムジャケット、
復刻版なので、元ネタがきちんとあります。
元ネタになっているのは、
書籍「Levi’s VINTAGE DENIM JACKETS TYPEⅠ/TYPEⅡ/TYPEⅢ」(ワールドフォトプレス社発行)に掲載された、”ある1着”だそう。
書籍「Levi’s VINTAGE DENIM JACKETS TYPEⅠ/TYPEⅡ/TYPEⅢ」
というわけで、
元ネタが載っているという書籍 (※2) をGET。
これね。
早速、ぱらぱらと眺めながら楽しんでいると…
発見!!
これだ!
あまり載せると著作権の問題があるので、引用でお許しくださいませ。
こんなふうに書いてありました。
このようなジャケットが存在したのか!と驚かざるを得ない希少性の高いジャケット。肩幅と身幅が同一の、サイズ表記48のレギュラーモデルと比較すると、異常に着丈と袖丈が長いことがわかる。このふたつの丈がかなり長いことから、身長が高いユーザーへの特注品だと考えられる。
『Levi’s VINTAGE DENIM JACKETS TYPEⅠ/TYPEⅡ/TYPEⅢ』 (ワールドフォトプレス社) より引用
だそうです。
歴史があるブランドは、たくさんのストーリーがあって面白いですね。
復刻してくれてありがとう、リーバイス。
その他ディテール
ここからは、パーツの詳細を写真で紹介します。
まとめ
今回はリーバイスの2ndデニムジャケット、507XXのロング丈バージョンについて書きました。
着用感はポテロングのパッケージにも書いてあるように「ザックザク」な感じ。
バサッと羽織って着るにはとても良いです。
個人的には こういったレアなアイテムを復刻してくれるのは非常に嬉しいです。
デニムを育てることにはあまり興味がないのですが、
着こむことで風合いも出てきそうなので気長に楽しみます。
おじいちゃんになった時ぐらいにちょうどいいエイジングになっておるじゃろう。
おしまい。
さ。ポテロング食べます。
注釈
(※1)タイプⅡのデニムジャケット
リーバイスの507XXは1952年に発表されて以来 長きに渡り 様々なブランドがオマージュ品を作成するほどの名作。通称”セカンドモデル”と呼ばれて愛され続けています。ボックスシルエットや両胸のフラップ付きポケットが特徴。
私も中学生の頃に復刻版を所有していましたが どこかに消えました。たぶん もえるごみの日に捨てました。もったいない!
(※2) 元ネタが載っているという書籍
ワールドフォトプレス社発行の『 Levi’s VINTAGE DENIM JACKETS TYPEⅠ/TYPEⅡ/TYPEⅢ 』。リーバイスのデニムジャケット(TYPEⅠ,Ⅱ,Ⅲ)の貴重なアーカイブ資料を200ページのオールカラーで紹介する写真集。ハードカバーのかっこいい本です。
初版は2020年10月10日。価格は9,259円(税別)。
スペック
- ブランド:Levi’s(リーバイス)
- ライン :LEVI’S VINTAGE CLOTHING
- モデル名:507XX(TYPE II LONG PLACEHOLDER)
- 型番 :A03630000
- カラー :Limited2106391
- 素材 :コットン100%(コーンミルズホワイトオーク)
- 原産国 :日本
- 価格 :40,000JPY(plus tax)