シャカシャカ鳴りそうで鳴らない春秋用アウター。ストーン・アイランドのフーデッド シャツジャケット。

2022年3月22日

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先や秋口のアウターの選択って難しいですよね。

朝起きて、
うん、寒くはないな。
しかし、暖かくもないな。
さて、何を着よう。
どうしよう…。

というように、

春先/秋口は薄手のアウターが活躍する季節ではあるものの、

選択を誤ると暑かったり 逆に寒かったり、本当に難しいです。

このストーン・アイランドのシャカシャカ素材(=ナイロン)のアウターは、そのあたりがちょうど良い塩梅あんばいに仕上がっているアイテム。

肌寒い時はサッと羽織れ、暑い時はサッと脱ぐことができます(そのまんま)。

ストーン・アイランドのフーデッド シャツ ジャケット

そのまんま過ぎることをあえて書いたのには、そのように紹介したくなるそれなりの理由がきちんとあってこそです。

Stone Island(ストーン・アイランド) / 751510403

このジャケットの素晴らしいところは4つ

① 軽い
② シワが気にならない
③ 温度調節してくれる
④ シャカシャカ鳴らない

では、順番に見ていきましょう。

軽い

まずは、一つ目のポイント。

軽いです。

「着ていることを忘れるぐらい」なんていう言い回しがありますが、それぐらい軽い。

上半身が裸体であるように感じることもあり、街を歩いている時に恥ずかしくなることすらあります。

あ、ウソね。

重量を測ってみましたが、約640gでした。

全然ピンときませんね。

おおよそですが、リンゴ2個分ぐらいの重さです。

つまり、キティちゃんの体重の3分の2の重さです。

はてな、はてな。

キティちゃん3分の2はこれぐらい。
画像:サンリオより(加工)

シワが気にならない

シワが気にならない。

とは これつまり。

もとからシワシワな素材だからです。

くたっと。よれっと。しゃかっと。
もとからシワシワ素材です。

世の中なんでも、「もともと こうなんです」と示されると 突っ込みようがないため、優劣のいかんに関わらず 強みや特性となりえるものです。

私の髪の毛は天然パーマなので思春期の頃は恥ずかしかったですが、それを認めて堂々と「天然パーマです」と言うようになってからは恥ずかしさが無くなりました。

ゲイがカミングアウトすることでスッキリした気持ちになる理由が私にはよく分かります。
(ちょっと違うか。)

話がれましたが、アウターのシワの話。

シワを気にしなくても良いことの優位性は 言うまでもなく、脱いだ時にくるくるっと丸めてバッグに無造作に突っ込んでも気にならない点にあります。

脱着の機会が多い春先や秋口の季節にはとても便利。

丸めて畳むとこのサイズ。薄手なのでかさばりません。
サイズ比較のビールは350ml缶です。美味しいです。

温度調整してくれる

温度調整してくれるというのは、

中にエアコンが仕込まれているとかそういう話ではないです。(知ってる。)

内側は全面がメッシュ素材。

本品にはポーラテック社のアルファという素材が使用されており、その効果を十分に感じることができます。

この素材は米軍特殊部隊用に開発されたもので、

内側にこもる余分な熱、汗の蒸れなどの湿気を逃してくれる効果を持つ、画期的なテック素材です。

画像の紙タグにも似たような記載がありますが、

・暖かさの調整
・高度な呼吸性能
・速乾性

といった機能が備わっており、常に快適な温度を保ってくれるイメージ。
(あくまでもイメージね!)

温度調整が難しい季節にはとても役立つ一着です。

ポーラテック社の機能説明が書かれた紙タグ。
内側の製品タグの横にポーラーテックのタグも付いています。
ちびっこい。

シャカシャカ鳴らない

最後 4つ目のポイントは シャカシャカ鳴らない・・・・、です。

ナイロンの服は生地がこすれることでシャカシャカと摩擦まさつ音が鳴ることがありますが、

このアウターに関してはシャカシャカ音が(あまり)鳴りません。

シャカシャカというよりかは、シャリシャリという音(小さめ)に近いです。

(単に、ガサゴソと聞こえるだけな気もするゾ…。)

いずれにせよ、個人的には邪魔にならない音なので不快感ゼロ。

ただし、歩いたり動いたり 激しい動作をすれば多少のシャカシャカ音は出てしまうので、スパイ活動には不向きです。

シャカ…

その他ディテール

ここからは、その他の各種ディテール。

左腕にはこのブランドではお馴染みのブランドロゴパッチが付いています。

このブランドパッチがかっこいいと思う人もいれば、かっこ悪いと思う人もいると思いますが、私は好きです。

日本の美感覚では仕上がらなさそうな絶妙なカラーリングとデザインセンスがかっこよく感じる要因。

ロゴパッチはボタン脱着で取り外しもできる。

十字のデザインはミリタリーブランドらしく、コンパスがモチーフ。

十字の絵面から、「キラキラ!」「ピカピカ!」みたいな雰囲気にも見えますが、そんな意味合いではないです(たぶんね)

十字軍の意味合いもないです(これは間違いない)


ボタンにもロゴ入り。しっかりとコンパスマークも刻印されています。

よく見るとコンパスマークが2つデザインされています
手裏剣(しゅりけん)ではない。

左右両側にはファスナー付きポケットが付いています。

何気ないように思えて意外と便利。

脱着が多い季節はファスナーを閉めていればモノを落とす心配もなく安心です。

欲を言えば、内ポケットが付いていて欲しかった…。

ファスナー付きポケット。ファスナーはYKK社製。

また、分かりにくいですが左胸にはパッチポケットが付いています。

葉っぱや木に紛れて隠れている虫(名前は知りません)のように目立たないです。

そして、使いません

左胸のポケットはその存在を忘れることもたびたび。

このアイテムはフード付き(脱着不可)のアウターですが、フード部分だけ素材感が異なるナイロンになっています。

スウェット地のような柔らかい素材で、内側はフレンチテリー(パイル地)。

フード部分だけ素材感が違う。

フード部分だけ素材が違うため、ここは唯一シャカシャカともシャリシャリともガサゴソとも音が鳴らない部位です。

私はエミネムではないので 雨が降らない限り フードをかぶることはありません。

今さらながら、後ろからの全体像。

まとめ

今回はストーン・アイランドのライトアウターについてレビューしました。

デザイン性、機能性、製品染めの加工技術(※1)が魅力的なのはもちろんのこと、

シャカシャカと無駄に音が鳴らない・・・・、という点が気に入っているアイテムです。

春先や秋口の温度調整で難しいのは とりわけ 予想よりも寒かった時。
(暑かった時は脱げばいいだけですから。)

少し肌寒く感じる季節にはこういう羽織りモノは活躍してくれますね。

ところで、

釈迦しゃかさまは肩から布を掛けているだけなので、季節によっては寒そうです。

釈迦しゃかこそ、このシャカシャカ、着るべきです。(敬称略)

釈迦こそシャカ。

上手くまとまらなかったので撤退します。

では、また。

注釈

(※1)製品染めの加工技術
ストーンアイランドはガーメントダイと呼ばれる製品染めを得意とするブランドです。縫製作業が終わったのち、最後の仕上げとして 製品を丸ごとそのまま染色する技法です。縫い糸や縫い目などの細かい部分も同じ色に染めることができるため、独特の統一感と風合いが表れます。また、色のムラ感も表れるため、新品の時からビンテージ品のような風合いが楽しめます。

スペック

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