黒猫のような靴。パラブーツのクリュサ(スエード)。

2021年10月2日

Paraboot / CLUSAZ -VEL

から黒猫が好きです。

クールで、謎めいていて、どこかチャーミング。

そして、甘えん坊です。

猫ですものね。

パラブーツのこの靴を手に入れたとき、一番最初に連想したのは黒猫でした。

表革のモデルが主流のこの「クリュサ」ですが、今回紹介するスエードモデルのクリュサはまるで黒猫のようにクールで、謎めいていて、そしてチャーミングな靴です。

パラブーツのクリュサ(スエード)

マウンテンブーツの上半分をバッサリと切り取って短靴にしたようなデザインの「クリュサ」。

キムタクがあの長髪を短くカットした時のような新鮮さがあります。

すっきりしたフォルム。

アッパーの素材は柔らかなスエード。

起毛素材なので黒猫っぽさがあるのでしょう。

カラーは黒ですが真っ黒というわけではなく、光の当たり方によってほんの少しグレーやネイビーに見えたりもします(※1)

このあたりも、生き物のようで面白い。

ニャーン。

ほぼスニーカーのよう

柔らかいアッパー素材、間口の広い履き口、広めの内側、太めのシューレース、など。

履き心地はもうほとんどスニーカーです。

革靴を履いている感覚はほぼ皆無。

黒猫のごとく、スタスタと歩けます。

インソールも黒色です。ガバッと開く開口部で脱ぎ履き楽チンです。

ソールは柔らかな履き心地が特徴のジャンヌソール(JANNU SOLE)です。

卑弥呼ソール、みたいな意味合いであろうか…(違うか)。

ソールの形状はコマンドソールにも少し似ていますが、パラブーツはソールも自社製造なのでもちろん別物。

しかし、小石が挟まるところはコマンドソールと同じです。

寝転んで甘えるクリュサ(スエード)。

付属のシューレースで別の姿に変身

シューレースは2種類ついています(※2)

スタンダードな単色の黒と、ベージュ×ブラウンのストライプ柄。

どんな靴でもシューレースを変えるだけで印象がガラッと変わりますが、この靴でもそうなります。

黒ひもを取って、ストライプ柄に付け替えてみましょう。

紐をはぎ取られたクリュサ(スエード)。いやん。

はい、付け替えるとこんな感じになりました。

オールブラックの様相とは違い、アウトドアライクな雰囲気になりますね。

さすがはマウンテンブーツ由来の靴です。

黒ヒモは都会的な街履きに、ストライプ柄はキャンプなどのレジャーに…

そんな使い分けをしても良いですし、単にその日の気分で付け替えるのも良いです。

調子に乗ってポージングを取るクリュサ(スエード)。

まとめ

黒猫を飼うとなるとなかなかの決心と根気が必要なので、その希望をこの靴に託すことにします。

猫と違って、エサやり不要で、壁紙をガリガリされる心配もないです。

ガリガリで思い出しましたが、スエードはガリッと深い傷をつけてしまうと修復をするのが難しい素材なので、丁寧に、けれどもワイルドに大切に使います。

人も靴も、深く傷つくと修復をするのが難しいです(は?)。

製法はグッドイヤーです。ごつさがなく、シャープな足回り。
最後はクリュサ(スエード)のお尻ショット。盗撮している気分です…。

注釈

(※1) 光の当たり方によってほんの少しグレーやネイビーに見えたりもします
スエードのアイテムは表革のそれとは違い、起毛の具合や裁断している箇所、染色の良し悪しなどによって同じカラー番号のアイテムであっても異なるカラーに見えることすらあります。事実、私が以前に所有していたサイズ違いのクリュサ(スエード)の黒は、今回ここで紹介したものよりもずっとグレーっぽく見えました。

(※2) シューレースは2種類ついています
購入のタイミング等によっては黒ヒモのみ(もしくはストライプのみ)の場合があります。私の場合は、パラブーツを8足一気に買い替えたので、哀れに思った優しい店員さんが2種類共つけてくれたものだと思っています。ありがとう、ありがとう。シューレースだけを単品で購入することもできます。価格は800円(税抜き)。

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