ポロベアはミュージカルもする。ポロ ラルフ・ローレンのポロベア フェアアイルニット(「雨に唄えば」編)。

2022年2月3日

物のクマには遭遇したくないものですが、

ラルフ・ローレンのポロベアに出逢うのは素敵な体験です。

様々なジャンルのファッションをドヤ顔で着こなすクマ界のおしゃれ番長こと、ポロベア様。

今回は、ミュージカル映画の傑作「雨に唄えば」の有名なワンシーンを見事に再現し、優雅に踊られているお姿を拝覧しましょう。

「雨に唄えば」

数年に1回、なぜだか無性に観たくなる映画がいくつかあります。

「雨に唄えば」(1952年/アメリカ/原題「Singin’ in the Rain」)も、そのひとつ(私はね)。

画像) 映画「雨に唄えば」より

1952年の作品ですが、今の時代に観ても十分に楽しめるエンターテインメント性に優れた映画です。

脚本、配役、歌、ダンス、カメラワーク、いずれも秀逸。

ミュージカル映画なのでダンスシーンが多くありますが、どのダンスも爽快です。

中でも、ジーン・ケリーが演じる主人公のドンが 雨の中をずぶ濡れになりながら歌い踊るシーンは、映画史に残る名シーンと称されています。

このシーンね。
↓ ↓ ↓

画像) 映画「雨に唄えば」より

ポロ ラルフ・ローレンのポロベアニット

今回取り上げるポロベアのニットは、そんな素敵なミュージカルシーンの名場面を再現したデザインです。

POLO Ralph Loren / MNPOSWE16810064(710671161001)

フロントのど真ん中ポジションで、堂々と踊るポロベア様…。

カメラ目線での決め顔がまぬけ可愛いです。

自信に満ち溢れたご様子。

しかし よく見ると あること・・・・に気が付きます。

映画の同シーンと並べてみると…

向きが逆!!

逆向きのポージング。

ポロベア様ともあろうお方が、痛恨のミスです。

これ以外の細かいところにも焦点を当ててみると、映画とポロベア様とでは異なる点がまだあります。

■スーツの形が違う
■スーツの色が違う
■スーツの着こなしが違う
■ハットを着用していない
■足をクロスしていない

など、ざっと観察するだけでもこんなにもあります。

ポロベア様 独特の再現性ということでしょう。(か?)

足をクロスしていないのは、ポロベア様の足の長さのせいでしょう。
(この話はここだけの内緒にしておこう。)


真面目な話をするならば、

このニットは「雨に唄えば」とのコラボ商品ではなく、

ラルフ・ローレンが同映画からインスピレーションを受けてデザインをした、ある種のオマージュ商品であるということ。

なので ミスではなく、あくまでもラルフ・ローレンの感性が表現されているということです(たぶんね)。

いずれにせよ、服装が変わると映画とはまた少し違った雰囲気になるのが面白いですね。

ちなみに、

背景も 映画内のセットと似ているようで絶妙に違います。

パラレルワールド的な、ね。

背景も絶妙に違う。
ま、どうでもいいですけどね!

ポロベア様の後ろ姿

このニット、個人的なお気に入りポイントは バックビュー。

背中側のデザインもぬかりなく、きちんとポロベア様が描かれています。

きちんと後ろ向きでデザインされたポロベア様。
尻尾がひょっこり出ています。
尻尾用の穴を空けるための追加料金はいくらかかるんでしょうか。

ポロベア様の後姿を拝見する機会はあまりないので、加点”1”です。

後ろ姿をおがめるのは魅力的ですが、自分がこのニットを着用した時には後方からの強烈な視線が気になるので、減点”1”です。

つまり、±0です(ありゃりゃ)。


バックビューをよく見ていると、あることに また気が付きます。

今一度、ポロベア様の背景をご覧あれ。

後ろ姿、アゲイン。

そして「前面」と「後面」の背景デザインを比べてみてください。

どうでしょうか。

・・・。

そうです…!

背景デザイン、
ほぼ一緒!!

背景のデザインが前後でほとんど一緒なことは構わないのですが(デザイン上の問題もあるでしょうし)

ポロベア様が置かれているこの状況・・・・・・・・・・をよくよく想像してみてください。

・・・。

彼、めちゃくちゃ細い路地裏(かなんか)で踊っていることになるゾ!

という、どうでもいいことを考えてしまう わたくしでございました…すいません。

(揚げ足を取る性格はどうにかしなければなりません。)

フェアアイルニット

”ほっこり冬スタイル”を演出するにはバッチリのフェアアイルニット。

フェアアイルは英語では「Fair Isle」と書き、スコットランドにある小さな「フェア島」という島のことを指しています。

今回のこのニットには「ベア・・ アイル セーター」という商品名がつけられています。

つまり、ダジャレですね。

このようなカラフルな幾何学模様がフェアアイルニットの特徴です。

伝統的なデザインのフェアアイルニットですが、

正直、けっこう派手です。

カラフルな毛糸がたくさん使われて編み込まれており、その色使いと模様が特徴的 かつ 魅力なのですが、派手です

ポロベア様もいらっしゃいますしね(しかも両面に…)。

毛糸の色味がビビッドカラーではなく、渋いほっこりカラー・・・・・・・なのがせめてもの救いです。

派手だわ。
派手だぞ。

その他ディテール

袖にもフェアアイル柄がズラっと続き、けっこうなパンチ力。

袖口はリブになっています。

こういうフェアアイルデザインの靴下もよく見ますよね!

素材は、グレードの異なる3種のウールをメインに、ラクダの毛やカシミヤなどが混ぜられており、保温性は抜群です。

都内近郊で生活する私にはむしろ暑いです。

我慢、我慢。

ポカポカ。

最後にニットをひっくり返して裏側を見てみましょう。

ぼやけていて、油絵みたいになって面白い。

ぼやぼや。
ぼやぼやぼや。

まとめ

ミュージカル映画「雨に唄えば」からインスピレーションを受けてデザインされた、ポロ ラルフ・ローレンのフェアアイルニットを紹介しました。


「雨に唄えば」は、音楽、歌、ダンス、カメラワークや映像技術もさることながら、

笑いあり 涙あり、恋愛、友情、信念にも スポットライトをバランス良く当てた素晴らしい映画です。

何度観ても新しい発見や教訓があるのは、良い映画の共通点ですね。


本題のニットの評価ですが、

フェアアイルのデザインが好みであれば合格ですが、そうでなければ ポロベアデザインありきの、ある意味 ”ネタ アイテム”です。

編みの技術と素材の良さに デザインの面白さ・・・を掛け合わせたアイテムと言えるでしょう。

年に1回は着用するように努力します。

最後に、ご機嫌に踊るポロベア様の画像でお別れです。

ごきげんよう。

るらら~♪

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