薄手のアウターとして活躍するカラーシャツ。プラダのジップアップシャツ。

2022年9月7日

PRADA / SC588

Tシャツの上にサラッとシャツを羽織るスタイリングが好きです。

カジュアルな中に適度なキッチリ感が生まれ、なんてことないけど ”それっぽく” まとまる
そんな感じです。

”それっぽく”とは どれっぽくなのかをしばらく自問してみましたが分かりませんでした。

本来はこの部分を研究/解明する必要があるのですが、理に寄り過ぎるのもよくないので たまにはフィーリングで解釈するのも悪くないでしょう。

プラダのシャツ

今回は私物の中からPRADA(プラダ)のシャツを紹介します。

フロントがファスナー仕様のボックスシルエットのシャツです。

PRADA / SC588_10G7_F0967_S_221

柄はヘアラインストライプ。

細かいストライプのため、閲覧環境によっては モアレ(※1)が発生してしまい、写真ではストライプ柄がつぶれてしまいました。

こういった細かい柄ものは じっと見ていると目の機能が追い付かず、チカチカ&シバシバしてくる特性がありますね。

生地のアップ写真。チカチカ、シバシバ…。

目の錯覚で、動いて見えたり 曲がって見えたりする絵や図がありますが、動物や虫も人間と同じように見えるのでしょうか。

「私にとっての赤色が 他人にとっても同じ赤色なのかどうか」をぼんやりと考えることがありますが、それと同じたぐいの話です。

物の考え方やとらえ方が千差万別なように、こういった事象も他人と完全一致することは実は無いのかもしれません。

さて。

目の錯覚でいうと、私が好きなのは北岡明佳氏の「蛇の回転」(2003年)という作品です。

ぐるぐるぐるぐる…
(画像)北岡明佳作「蛇の回転」(2003年)©A.Kitaoka 2003

これも、私にはぐるぐる回っている絵に見えますが 人によっては回って見える場所(位置)が違ったり 速度が違ったり 色が違ったり…そういった現象がもしかすると起こっているのかもしれません。

一説には老いてくると錯覚が起きずに止まって見える(=もともと止まっているんですけどね)ようになるらしいのですが、どうでしょう。

40年後に見てみよう(80歳間近)

余談ですが、一時期この「蛇の回転」の画像を携帯電話の待ち受け画面に設定していましたが、バスや電車で酔うのでやめました(ダサい)


あ。

シャツの話、全然してなかった。

ただ、こんな感じで話が違う方向に脱線するパターン、個人的には嫌いではないんです。

学生時代も授業中に話が脱線して授業と無関係な話をする先生が大好きでした。

授業内容そのものよりも そういった脱線話のほうが実は人生のため・・になっていることも多く、そうやって知識や自我が成長するプロセスもあるのです。

あーあ。脱線話だけではなく 授業も真剣に聞いておくべきでした。

はいはい。
シャツの話に戻らねば。

まずは襟元。

襟はクラシカルな形。

いわゆる、レギュラーカラーと呼ばれる形の襟で、流行りに左右されないデザイン。

もう少しだけ細め&短めの襟が好みですが、私の襟元など誰も見ていないし、いいや。

私はファスナーを閉めて着用することはまず無いので、個人的には意味のない写真ですが 着てみるとこうなります。参考までに。

着るとこうなります。
内側の襟下に配されたブランドタグも撮っておこう。パシャ。

次に、このシャツの一番の特徴とも言える左腕のフラップポケット

左腕にフラップ付きのポケットが付いています。

何を入れるためのポケットなのかは不明ですが、スマートフォンがちょうど入るぐらいの大きさです。

つまりは、スマートフォンを入れなさいってことでしょうか。

プラダのロゴプレートが付いていて可愛いです。

付いている位置(高さ)が絶妙なのき。
あまり派手に目立たないのも好き。
ポケットのフラップはこのように開閉します。
ベルクロ(マジックテープ)で留まる仕様。ビジビジ。
お馴染みの三角プレート。

ここからはディテールをちょびっと紹介。

ファスナートップには「PRADA MILANO」の刻印が小さく入っています。
TATジッパー。中国のメーカーです。
袖口。
このあたりはフォーマルシャツとほぼ同等のしっかりとした作り込み。
ボタンもカッコいい。予備ボタンが1つ付属しています。

本体はコットンを中心に、テック系素材が計12%配合されています。

しかし、プラダの公式ページには堂々と「素材 コットン」と記載されていました。
厳密には違うんですが大丈夫なんでしょうか。

商品名が「ストレッチ・・・・・コットンシャツ」なので、ギリギリセーフということですかね…。
(私の中ではギリギリとかそういう問題ではなく「アウト」です。)

けれど、着心地が良く シワも付きにくいので良しとします。

素材表記が「コットン」になっているが、実際の素材は「コットン78%、ポリアミド6%、エラステイン6%」です。ご注意を。
(画像)「PRADA公式オンラインストア」より

まとめ

今回はプラダのシャツを紹介しました。

シャツと言ってもジャケットのように羽織る用途がメインのライトアウター要素が強いアイテムです。

秋口や春先にTシャツの上からラフに羽織れるのがいいですね。

行儀悪く ボーッと食事をしていて醤油をこぼしたりすることがよくあるので気を付けます。

最後に北岡明佳氏の別の作品 「あさがお」を載せてお別れです。

話の脱線って楽しい。
目の錯覚って楽しい。

では、今回はこのへんで。

直視していない部分の黄色のドットが消える(ように見える)不思議な絵。
(画像)北岡明佳作「あさがお」(2003年)©A.Kitaoka 2003

追伸)
スマートフォンの画面で閲覧する場合とパソコンなどの大きなモニタで閲覧する場合とで見え方(錯覚の仕方)が変わります。これまた楽しい。

注釈

(※1)モアレ
干渉縞のこと。規則正しい模様を重ね合わせたときにできる(ことがある)。が、私はこの分野の専門ではないので皆さんそれぞれ独自にお調べください(勝手すぎる)。デジタル写真の場合、解像度の関係でモアレが発生することがあるようです。規則正しいもの同士が交わると歪んだものが生まれるとは、これ、なんとも皮肉なことでしょう…。奥深き。

(画像)Wikipediaより

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