どこか愛嬌を感じる絶妙アイテム。プラダのナイロン・ナップサック。

2022年8月16日

PRADA/2VZ030

「ナップサック」という単語を聞いて思い浮かぶこと。

ダサい。

この一言に尽きます。

ナップサックは小学生が遠足や社会見学の際に背中に背負っているイメージがどうにもこうにも先走ってしまい、ファッションアイテムとして受け入れづらい側面があります。

特にストラップが細いひもタイプのモノはダサさに破壊力があり、使用する際にはそれ相応の覚悟が必要です。

「ダサい恰好をあえて・・・しているんです」というオーラを自発的に発しておかなければ、本当にダサい人になりますからね。

しかし、ナップサックが大流行する日がいつの日にか訪れるやもしれません。

ただ、

流行る流行らないに関わらず 私の中ではナップサックは永久にダサいです(もはやリスペクト)。

プラダのナイロン・ナップサック

そんなわけで、今回は私物の中からプラダ(PRADA)のナイロン製ナップサックを紹介します。

プラダだろうがなんだろうが、ナップサックなのでダサいです。

PRADA / ナイロンナップサック2VZ030)
後ろは無地。いさぎよい。

どうです、このダサさ。

ダサいダサいと言ってはいるものの、この絶妙なデザイン たまりません(結局の親バカ発言)


マネキン君に背負ってもらいましょう。

さあ、ご覧の通り。

よっこらせ、と。

え…。ダサ…。

これ、こうやって使うのであってるんですよね?

そんな感じのダサさ(=愛くるしさ)。

この背負うスタイルの使い方は断じてしません。
(似合う人もいるんでしょうが、私には無理だ。)


ということで、どうやって持てばそれなりに恰好がつくのか研究した結果、これならなんとか「だと結論づけました。

ふふふ。

プールに遊びに行く小学生のようなオーラがにじみ出ていることは内緒です。


余談ですが、ストラップ(単なるひも)の長さは ココで結んでしまえば無限調整できます。

ココで結べば長さ調整可能。
誰のためのアップ写真なんだか。

その他ディテール

ダサさがよく分かったところで ここからはアイテムの細部を見ていきます。
(細部もダサいので私好み。)

まずは、側面からの図。

ペラッペラです。

息を吹きかけると飛んでいきそう。
ロウソクの火のようなはかなさが美しい。
ペラペラ。

しかし、この薄さこそがこのアイテムの真骨頂と言ってもいいでしょう。

薄く、軽く、そして驚きの強度と耐久性

触り心地も、「スベスベ」と「ヌメヌメ」を足して2で割ったような「スベヌメ」
(勝手な自己表現なので伝わらないだろう。)

ナイロン素材を巧みに使うプラダならでは、です。

水気にも強く、やはり私は夏に使いたくなる素材です。


次にフロントのデザイン。

ファスナーポケットの下にブランドロゴパッチがついています。

このブランドロゴのエンブレムがなんとも言えないダサさ。

レトロなのか なんなのか。

私は好きです。
特に真ん中の「A」のひねくれ方が。
ファスナーポケットは財布などの小物を入れるのに便利。
両端の留め具はレザーでアクセントに。
角のパーツなど、所々にレザーが使われているのが良いですね。

バッグの内側はいたってシンプル。

内ポケットなどは一切なく、ただの空間・・・・・が広がっています。

ドカッと楽に荷物を出し入れできるので使い勝手は良好。

シンプルな仕様。
内側にチラッとプラダのロゴプレートが見えます。
ここにロゴプレートがありますが、普段使っていて見えることはありません。それがまた良い。

最後はナップサックの「顔」とも言える開閉部分。

ココのことネ。

かぶせなどもなく、どシンプルに「ザ・ナップサック」なデザインが良いです。

つまり、ダサいです。

梅干を食べた後の口の形のようになるこの部分がダサい。

全体を通して、随所にダサさが詰まった素晴らしいアイテムです。

まとめ

今回はプラダのナイロン・ナップサックを紹介しました。

「ハイブランドがナップサックを作るとどうなるのだろう」というドキドキ&ワクワク感をものの見事に裏切る完璧なまでのダサさ

プラダよ、さすがだ。

あえて「それっぽいこと」をせずに、ナップサックのありのままがデザインされているところが好きです。

サラッと、シレッと。
そんな感じで普段使いするのが乙です。

おつ。

スペック

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