アシンメトリーは美しい。リーボック×エンジニアード・ガーメンツのスニーカー。

2023年4月27日

Reebok × ENGINEERED GARMENTS / LX2200 FZ5847

の顔は左右対称なようで実際には異なります。

左右で眉や頬骨の高さが違ったり、ほくろの有無や位置、しわの入り方も異なるので、細かく見ると左右非対称です。

しかしそれが自然であり、その自然がまた「美」であると感じているため、均等の取れすぎた顔は個性に欠け、どこかドラスティックな印象を抱きます。

均等の取れすぎたアニメのキャラクターのような顔の人物が現実世界に現れると、きっと大変な違和感を覚えることでしょう。

「美人は3日で飽きる」と言われる所以もこのあたりにあるかなと。

リーボック×エンジニアード・ガーメンツのスニーカー

さて、
今回私物の中から紹介するのはリーボックとエンジニアード・ガーメンツのスニーカーです。

靴というアイテムは両足でワンセットのアイテムなので、そのほとんどのデザインが左右対称ですが、このスニーカーは左右のデザインが絶妙に異なる面白いアイテムです。

Reebok × ENGINEERED GARMENTS / LX2200

サッと見ると何てことないスニーカーのように見えますが、よくよく見ると左右でデザインが異なります。

つま先のカラーやシューホール部分の素材など、実はけっこう異なる部位がたくさん。

しかし、なぜだか左右対称に見えてしまう不思議(私だけか?)

人の顔と同様、「左右対称なようで実は違う。けれども左右対称として認識している」ということでしょうか。

こういう美的センスをアイテムに落とし込むのは簡単なようでなかなか難しいはず。

感覚でデザインしすぎてもダメ、デザインを計算しすぎてもダメ。
という、針の穴を通すぐらいにニッチな”うまみポイント”が存在し、そこにカチッと当て込まなければ成立しません。

出木杉くん(『ドラえもん』)と山田くん(『ちびまる子ちゃん』)を足して2で割るだけではデザインは完成しないのです。

余談ですが、『ちびまる子ちゃん』に登場する山田くんを勝手に均等の取れていないひょうきんな顔だと解釈していましたが、改めて画像を調べてみると非常に綺麗に均等の取れた顔をしていました。

ひょうきんな顔ではあるかもしれません(悪口)。

山田くん。綺麗な左右均等顔。
(画像)ちびまる子ちゃんファンサイト『Chibiサイト』より
スニーカーのつま先部分。カラーも素材も違うがあまり違和感がない。すごい。

スニーカーをサイドから見てみましょう。

こちらが左足↓

左足のイン&アウト。

そしてこちらが右足↓

右足のイン&アウト。

そうです そうです、そうなんです。
もはや何のこっちゃか分からないぐらい混乱します。

右も左も、インもアウトも、全部同じに見える。
がしかし異なる

これこそがこの靴の最大の魅力だと思っています。

こう置くと違いが分かりやすい。

見比べると楽しい。
ふむふむ、楽しい。

ヒールの違いは顕著

パッと見では左右のデザインの違いになかなか気が付かない本アイテムですが、ヒール部分だけは違いがはっきりと分かります。

ヒール部分は最も違いが分かる箇所

左足はカフェラテのような、右足はキャラメルラテに抹茶パウダーをトッピングしたような(まずそう)。
そんな感じのそれぞれの特徴です。

カフェラテのほう(左足)のアップはこちら。

美味しそう。

キャラメルラテ、抹茶パウダートッピングのほう(右足)はこちら。

勝手に名付けられたあだ名はまずそうだが、靴のカラーリングとしては可愛い。

左右どちらにも「EG2200」という刺繍がデザインされています。

リーボックの「LX8500」というモデルを現代風にアレンジしたのが「LX2200」。
ですが、今回の「LX2200」はエンジニアードガーメンツとのコラボなのでイニシャルの「EG」を冠した「EG2200」という刺繍が入っています。

このあたりも凝っていて嬉しいところ。

履き心地

履き心地については合格です。

というか、普段 革靴を履いていることがほとんどの私にとっては、どのスニーカーも履き心地は申し分ないです。

なんだそれ、なんのレビューにもならんぞ。

アウトソールは肉厚でクッション性に優れていおり疲れ知らず。

インソールもフワッとした接地感で心地よく、柄も可愛いです。

とまぁ、これぐらいのありきたりなレビューしかできません(力不足)。

アウトソール。肉厚だがクッション性のある履き心地。
インソールはアニマルシルエット柄。可愛い。
しっかりと厚みもあります。

しかし、革靴とスニーカーの履き心地の差を論ずるのは野暮と言うべきでしょう。

そもそもの用途や目指す方向性が違うので比較するものではないです。

洋服と和服の着心地の差に優越を付けられないのと似た問題ですね。

まとめ

まとめです。

今回はリーボックとエンジニアードガーメンツのコラボのスニーカーを紹介しました。

アースカラーなので白系や茶系の服に合わせやすく、けれどもちょっぴりスパイスが効いていて面白い。
そんな感じのアイテムです。

また、価格が大変優秀です(税込み17,600円)。

この価格が安いかどうかは人それぞれですが、こういうギミックがたっぷり詰まったアイテムが2万円弱で売られていることはとっても不思議(そしてありがたい)。

企画してデザインを起こすだけでも多大な費用が掛かりそうですが、どうなっているんでしょうかリーボック。

ユニクロのように大量生産をして生産コストを抑えているような類のアイテムでもないですし。
すごいのひとことです。

ワクワク嬉しい気分で快適にスキップでもしながら出掛けることにします。

るんるん。

おしまい。

スペック

※本記事内の写真はすべて「iPhone 12 mini」の内蔵カメラにて撮影しています。
(一部クレジット記載のある写真/画像/絵/図などは除く)

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