四半世紀ぶりに色モノの靴を買いました。パラブーツのモンタナ。

2022年6月14日

Paraboot / MONTANA

らく黒色の靴ばかりを買ってきた私ですが、久々に色モノの革靴を手にしたのであります(※1)

このカラフルなパラブーツの「モンタナ」は、私の中では最上級の派手なカラーリングを誇る靴。

ハデスト(=派手の最上級・hade-hader-hadest)なデザインそのものです。

カラーデザイン的にオフの日にしか履けないものの、こういう靴があるとスタイリングの幅が広がって楽しいですね。

パラブーツのモンタナ

今回 私物の中から紹介するのは、パラブーツの「モンタナ」。

「ヨセミテ」というハイカットブーツの筒部分をぶった切った短靴仕様の靴です。

Paraboot / MONTANA(200444)

登山靴がルーツなだけあって、「青 × 赤 × 黒」のカラーリングが山岳っぽさムンムンでございます。

登山用のウェアやグッズに青や赤(または黄色やオレンジなど)が使われていることが多いのは、山中で遭難した際に発見してもらいやすいから。

原色は自然界にはあまりない色なので、目立つ!ということでしょう。

普段 黒い靴ばかりを履いている私からすると この靴はまぶしいぐらいに目立つように感じますが、色モノは単純に気分が上がりますね。

たまにはいいものです。

青!赤!
原色カラーリングは派手ですが、心地の良いインパクトです。

ディテール紹介

ここからは、パラブーツ「モンタナ」のディテール紹介。

まずはバックビュー。

斜め後ろからの写真。この角度からもかっこいいです。

ヒール周りは、ラバーガード(黒い部分)が付いているのが大きな特徴です。

ここの素材は文字通り、ラバー(=ゴム)

LOVER(愛人)ではないです。

ヒール周りは異なる素材パーツで構成されている。
先っちょに少しだけ使われているスムースレザーが気に入っている部分。
かかと部分を横から。

続いて、つま先。

ここにもラバーが使われています。

かかとと同じようにつま先にもラバー素材のガードがデザインされています。
つま先部分、横からの図。

かかとにも つま先にも ラバーが配されているのであります。

LOVER(愛人)に囲まれた色男な靴だこと。


ソールはパラブーツのジャンヌソールです。

登山仕様のジャンヌソール。

適度なクッション性とグリップ力のあるソールですが、濡れた状態でマンホールの上やエスカレーターなどに乗ると、想定外に滑ります

ゴツめのソールの見た目とは裏腹に、油断すると すってんころりんです。

みなさん、ご注意を。


この「モンタナ」は、カラーリングデザインだけでも完成度が高いアイテムですが、ブランドとしての主張はなく、唯一 ブランドネームが確認できるのはタン部分

このタン部分にだけ、ブランドネームがさりげなく刻印されています。

こんちわ。

ひもめてしまうとほぼ見えないところにブランドネームが配されているわけですが、このようなさりげない主張がパラブーツの素敵なところだなといつも感心します。


次は、インソール。

ナチュラルカラーでクッション性が(少し)あります。

インソールはナチュラルカラー。

Paraboot inspired by Galibier」の刻印が入っています。

「 ガリビエール(Galibier)から着想を得ました 」というようなニュアンスですが、綺麗な日本語に意訳するのは難しい。

ところで、この「ガリビエール」。詳しい方ならご存じの ”シューズブランド” です。

Richard Pontvert(リシャール・ポンヴェール)社が展開していたブランドで、パラブーツの兄弟ブランドのような立ち位置。

(これについて書くと長くなるので今回は割愛します。)


さて、最後にシューレース(靴紐)の話です。

この「モンタナ」にはビビッドな赤いシューレースが採用されていて、カラーリングの主役と言ってもいいぐらいのインパクトがあります。

目をひく真っ赤な靴ひも。

青いスエード素材のアッパーとの相性も良く、アウトドアテイストを十二分に表現しているパーツです。

が、赤い靴紐くつひもってやっぱり少し派手…。

と感じることがある 小心者のわたくし。

靴紐を黒に変えてみると良いかもしれぬ。

と思い立ち、

パラブーツの他モデル(クリュサ)の黒色のシューレースを拝借して、今回のモンタナくんに装着してみました。

それがこれ。

ジャン!

黒ヒモに変更するだけで随分と印象が変わります。

ラバーガードの黒色とうまく溶け込んで、意外とまとまりました。

しかし、「ガンバ大阪」感がすごいです。

どうしたものでしょう。

Jリーグ、ガンバ大阪のロゴ。2022年から新しくこのロゴになったそうです。
(画像)ガンバ大阪オフィシャルサイトより
あまり意味のない比較写真。

靴紐を貸してくれた「クリュサくん」に関する記事はこちらからどうぞ。
(参考記事)
街履きにもOK。山履きにもOK。マウンテンブーツ顔の短靴、パラブーツのクリュサ。
黒猫のような靴。パラブーツのクリュサ(スエード)。
気軽に冬気分を味わえる靴。パラブーツのクリュサ(ムートンボア)。

まとめ

まとめです。

黒靴ばかりを買うこと、はや8年あまり。

ずっと、「極めるべき足元(=靴の意)は黒色だ」と(根拠なく)信じ続けてきましたが、色モノの靴も良いですね(あっさり)。

この「モンタナ」はマッケイ製法(※2)なこともあり、履きおろし初日からストレスフリーで履くことができました。

履き心地としてはスニーカーの感覚にとても近いです。

スタイリング、特に靴に「カッチリ感」を取り入れがちな私からすると、この靴を履くと少し羽目を外している感覚でソワソワした気分になりますが、それもまた楽しいです(変態)。

履きやすいので、別のカラーも買ってしまいそうな予感…。

今回は このあたりでお開きとします。

では、また。

注釈

(※1)久々に色モノの革靴を手にしたのであります
普段履き用として色モノの靴を購入したのは実におよそ四半世紀ぶり、中学生の頃にReebokの黄色いポンプフューリーを買ったとき以来です。色モノの靴を買う周期は四半世紀(25年)にしようと心に決めました。

中学生の時に買ったのはコレです。画像のものは復刻版。
(画像)Reebok公式HPより

(※2)マッケイ製法
革靴が好きな人なら知っているマッケイ製法。屈曲性が良いので履きおろしたその日から歩きやすく、また軽いのも特徴です。グッドイヤー製法と共に革靴の製法としては有名な製法です。注釈にしたものの、説明するとめちゃくちゃ長くなる&ググれば素晴らしい解説をしているサイトがいくらでもあるのでそちらを参照ください(放り投げ)。製法については調べれば調べるほど興味深く楽しめるものですが、あまり熱く語り過ぎると友達が減ります。

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