この時計は”わくわく”するのか否か。スウォッチ×ドラゴンボールZのコラボ腕時計。

2023年5月9日

SWATCH×DRAGONBALL Z/GOKU X SWATCH(SB01Z101)

年期(小学生時代)に影響を受けたサブカルチャーのひとつに『ドラゴンボール』があります。

言わずと知れたバトル漫画の金字塔ですが、大人になって読み返してみても イラストや物語のセンスとクオリティは”圧巻”の一言に尽きます。

『ドラゴンボール』は今や日本国内にとどまらず、海外での人気も高い(むしろ海外人気の方が高い?)ですが、作品にまつわる雑貨商品やコラボアイテムも数知れず。

そんな中、スウォッチから発売されたダサいインパクト大な時計をGETしたのでレビューします。

スウォッチ×ドラゴンボール(悟空)の腕時計

今回の『行け行け、私物くん!』で紹介をするのは、スウォッチとドラゴンボールのコラボアイテム(※1)
ドラゴンボールの主人公として知られる孫悟空バージョンの腕時計です。

これがなかなかどうして、かなりのダサさインパクト。

SWATCH × DRAGONBALL Z(GOKU X SWATCH)

どうですか、この「絶句デザイン」。

あろうことか、孫悟空の「」の文字が漢字で文字盤にデカデカとデザインされています。

わ、わぁ…(ノーコメント)。

カラーリングもひどくすごく、ここまでくると開き直った気分にもなってくるから不思議です。

これを付けて外出すると周りからどんな目で見られるのだろうか…。

考えただけでも不思議な感情が沸いてきます。

そうか、これが悟空のあの名言、「オラ、わくわくしてきたっぞ。(※2)につながるわけですね(違う)。

(画像)漫画『ドラゴンボール』より

ケース素材はプラスチック製でチープさがいなめませんが、ベルトはシリコン素材でサラッとした着け心地。

また、ベルトのデザインも悟空の道着が落とし込まれたデザインになっているのがわくわくポイントです。

この青色の部分は悟空が道着の下に着ているアンダーウェアの色。
この部分は悟空の足~足先(靴)にかけてのデザインをそのまま反映。
悟空の道着画像と時計を並べてみると再現度がよく分かります。
(画像)『ドラゴンボール・超画集』より

また、ベルトの裏面には空飛ぶ乗り物”筋斗雲きんとうん”のイラストが描かれており、見えないところにもしっかりとしたこだわりを感じます。

ベルト裏面には筋斗雲のイラスト入り。

作中では話が進むにつれてほとんどのキャラが自力で空を飛ぶことができるようになるため、筋斗雲の役割はほぼ皆無になりますが、雲に乗って飛空するというのはなんともロマンを感じます。

とかなんとか言いながら、筋斗雲は中国古典『西遊記』に出てくる技(仙術?)なので、ドラゴンボール発祥のものではありませんね(あちゃちゃ)。


着け心地

先程も書きましたが、シリコンのベルトがスッと腕に馴染むので着け心地は思っているよりも良いです。

実際に腕に巻くとこんなイメージです(マネキン)。

お、お~ん…。

着け心地は良いですが、この見栄えです…(ごくり)。

言わずもがな、はずし時計なので 大事な商談なんかに着けていこうものならすべてを失います、注意しましょう。

表面の”きわどさ”に引けを取らないのが、内側(手首内側)です。
これね。

ぎゃーす…。

「GOKU」と書かれています(ださっ…)

ぼそっとつぶやくのではなく、本当は声を大にして叫びたいものですが、世界はこれを求めているのでしょう(本当か?)。

ちなみに…。
完全に裏側のため普段は見えませんが、2つあるベルトループの反対面には「DRAGONBALL Z」のロゴ。
もうひとつには なんと「悟空」と書かれています。

もう何も言うまい。
裏面なので着用時に見えないのが唯一の救い。

音がうるさい

さぁ、ここまでザっと本体デザインについて書きましたが、実際の使い勝手についても書いておきます。

仕様はシンプルな3針時計。

悔しいですが(←なぜ?)視認性は抜群です。

白の文字盤に、黒の「悟」の文字、その上に鮮やかなオレンジの短針&長針。
コントラストがはっきりしていて、とても見やすい。

視認性抜群。非常に見やすい。

それに反して非常に残念なのが、”

安価なクオーツ時計特有の「カチカチ、カチカチ…」という音がかなり気になります。

買った初日は寛大な心でスルーしていたのですが、2日目にはカチカチ音が耳に付くようになってしまいました。

寝室に時計を保管している私にとっては、特に就寝時のリラックスタイムに音が気になってしまい、「オラ、イライラしてきたっぞ」状態です。

3日目以降は我慢の限界に達し、少しでも音を遮断するために箱に収納しておくことに相成りました。

はい、
つまり「魔封波」です。

時計のカチカチ音も収納しておくとかなり軽減されました。
(画像)漫画『ドラゴンボール』より

その他ディテール

最後にその他の写真をサラッと紹介。

ケースはプラ製でオモチャのようですが軽いです。
時計裏側はこのようになっています。
クオーツなので電池切れの場合はシルバー部分をコインなどで回し、中のボタン電池を交換するだけでOK。
付属のボックスは紙製ながら特別仕様。
カラーも悟空の道着のオレンジカラーです。
付属品他、全部。
全部が「紙」です。

まとめ

まとめです。
今回はスウォッチとドラゴンボールのコラボ、孫悟空バージョンの腕時計を紹介しました。

こういったオタク感のあるアイテムは使いどころが難しく、下手するとただの痛い人になってしまうので注意が必要ですが、日本人としては世界企業のスウォッチが日本の漫画(アニメ)をフューチャーしてくれるのは非常に嬉しく、誇らしいことですね。


この時計に”わくわく”を感じることができるかどうか考えてみましたが、「わくわく」よりも「ドキドキ」のほうが強く感じることに気が付きました。

「周りからどう思われているのか」を気にしているようではまだまだファッション上級者ではないのでしょうが、この時計に関しては「ドキドキ」の方がどうしても勝ってしまいます…。

「わくわく」と「ドキドキ」は似ているようで全く別物ですね。

やはりクリリンの方がまともである。
(画像)漫画『ドラゴンボール』より

さてさて。
ドラゴンボールのことになるとどうしても熱く語り過ぎてしまう節があるため、今回はその感情を抑えながら記事を書きあげるのにけっこう気を遣いました。

疲れた、疲れた。

希少な仙豆を食べて体力回復に努めます。

では、また。

「バイバイ みんな…。」

おしまい。

注釈

(※1)スウォッチとドラゴンボールのコラボアイテム
正確にはスウォッチと”ドラゴンボールZ”(以下「Z」)のコラボアイテムです。
漫画版ではドラゴンボールと「Z」との区切りが無いので原作ファンの私からすると「Zって言われてもなぁ…」と腑に落ちないのである。「Z」という呼称はつまりはアニメ版に特化した呼び名というわけですが、当時から誰も「Z」なんて言ってはいませんでした。王・長嶋が引退しても巨人軍は巨人軍のまま存在するのと同様に、ドラゴンボールも「Z」になったからと言って世界線が変わるものではありません。版権の問題とか色々とあったのかなぁとぼんやり考える次第です。

(※2)「オラ、わくわくしてきだっぞ。」
有名な孫悟空のセリフですが実は原作漫画では一度も言っていません。似たようなセリフ(「わくわくするぞっ!」や「わくわくしてきやがった…」)などは発しているんですけどね。
なんなら「わくわくしない」とまで言っている始末。

わくわくしろよ…。
(画像)漫画『ドラゴンボール』より

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