雨の日に履ける最良(暫定的に)な靴と出会った。トリッカーズのボーウッド。

2021年9月26日

降りの雨の日に革靴を履いて出掛けるのって気乗りしません。

雨に濡れると革が痛みますし、帰宅後のメンテナンスも面倒です(※1)

ただでさえ雨の日は荷物が増えたりと面倒ごとがいつもよりも多い分、少しでもストレスを減らしたい。

かと言って、スニーカーやレインシューズに走るのは違う気がする。

そんなことを思いながらずいぶんと長い年月(たぶん10年ぐらい)が流れました。

先日、ある靴屋さん(※2)のホームページを拝見していると、これらの問題を一掃してくれそうな靴が存在することを知ります。

少しばかりネットなどで下調べを行ったのち、実店舗に出向いて試着。

そのままあっさり購入に至りました(おい)。

SALE価格だったのでありがたかったです(ウェイ)。

トリッカーズのボーウッド

購入したのは、トリッカーズのボーウッドというモデル。

Tricker’s / BOWOOD(M6973)

きっと、マイナーなモデルです。

トリッカーズを代表するバートンにとてもよく似ていますがサイドの飾り穴のパターンが違うようです。

凡人の私にはよく分かりませんが、違います。

スタバとタリーズのコーヒーの味の差のような違いです。

ここのギザギザのパターン(の一部)がバートンと違うところ。なんだってさ。

「革×布」が雨の日に良い

この靴の最大の特徴は、コンビ素材。

写真を見て分かる通り、アッパー素材が「レザー×ファブリック」なんです。

直訳すると「革×布」ですね。(意訳しても同じか。)

このコンビ素材に心を奪われました。

雨の日に革靴は履きたくないけれど、革靴のあのかっちりとした雰囲気は欲しい。

そんなわがままな要望に応えてくれる素材です。

カラーは黒(革)×黒(布)なので、遠くから見ると普通の黒い靴にしか見えないのもポイント高め。

遠目で見ると黒さが際立つ。なんだか黒猫みたいでかわいいです。

オイルド仕様

ファブリック(布)部分は単なる布ではなく、オイルドコットンです。

つまり、オイルを染み込ませてあるコットン、ですね。

生地の供給は、ブリティッシュミラレ―ン社です。

生地好きな方なら耳がピクッと動いたことでしょうが、興味ない方は微動だにしなかったでしょう。

言わずもがな、これによって雨からの防御力アップに貢献していること請け合いです。

ワックスが織り込まれたコットンですが、ベタ付きはほとんど無いです。

さらに、レザー(革)部分も単なる革ではなく、オイルドレザーです。

つまり、オイルを染み込ませてあるレザー、ですね(二度目感)

オイルもガンガンに目一杯入れている印象はなく、やんわり&しっとりレベル。

これぐらいの方が上品っぽさがあって良いですね。

ワーク寄りになりすぎません。

ややしっとり…ぐらいの上品さが残るオイルドレザー。

その他ディテール

ソールはコマンドソール。

無骨さがあってかっこいいです。

もちろん、耐久性もピカイチ。

隙間に小石が挟まることがよくありますが、それをグリグリ取り除くのもこのソールの醍醐味のひとつです(え?)。

案外、私だけではないはず…。

ごろん。

レースホールは4穴仕様で、ゴールドカラーのハトメが目を引きます。

パンツの裾からチラッと見える程度のディテールですが、これぐらいの主張はちょうど良いです。

ブラック×ゴールドって重厚感があってかっこいいですね。

最後に。

地味すぎて気が付きませんがこの靴はトリッカーズお得意のダブルソールではなく、シングルソール。

他のトリッカーズの革靴と比べると随分と柔らかく楽に履けます。

このあたりも、雨の日のわずらわしさを吹き飛ばすのに一役買っています。

革靴が好きな人しか気づきませんが、シングルソールです。

まとめ

雨の日に履け現時点で最良の靴(たぶん)をGETした話でした。

まとめると、

という具合。

雨の日のためにこの世に生まれてきたのではないかと思うぐらいの仕上がりです。

生まれてきてくれてありがとう。

革×布のコンビ素材、おすすめです。

憂鬱な気分になる雨の日も、少しは晴れやかに過ごせそうです。

注釈

(※1)雨に濡れると革が痛みますし、帰宅後のメンテナンスも面倒です
革に限らず、素材がコットンであってもウールであっても、はたまた、ハイテク系のナイロンやフリースであっても、結局は雨(水気)に濡れると痛みます。雨でもALL OK!というものはおそらく存在しません。あのアンパンマンでも雨には弱いのです。

(※2)ある靴屋さん
革靴が好きな方ならご存じの「トレーディングポスト」(https://tradingpost.jp/)です。青山本店をはじめ、全国に8店舗展開のセレクトショップ。ふらっと立ち寄って手に取って店員さんと雑談して。ほぼそんな感じで利用しています。買うことはまれです、すいません。

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